その３　青色申告申請書

こちらが個人事業最大の特典が得られる申請ですので、出さない手はありません。詳細なメリットは他のサイトや専門書を見ていただければ結構ですが、複式簿記による帳簿をつけさえすれば、税金が安くなるわけですし、会計の知識が乏しい人でもfreeeのようなクラウド会計が便利に使えますので、必ずしも顧問税理士などに依頼をしなくても、きっとご自分で出来ます。

こちらも申請書の書き方について、士業に特有な点を記しておきます。前段は開業届の内容と同様に記載します。後段の主なポイントは以下の通りです。

「簿記方式」：迷わず「複式簿記」を選んでください。

「備付帳簿名」：最低限必要なのは、総勘定元帳と仕訳帳です。士業の場合はこれで充分です。毎年の確定申告には決算書（貸借対照表、損益計算書）を出すだけで帳簿を出す訳ではありません（税務調査で要求があった場合に見せます。）ので、事業の拡大に応じて必要になったら他の帳簿を作成すればよいでしょう。