副幹事証券会社とは
幹事証券団の中で主幹事証券以外の証券会社を副幹事証券と言います。少ない場合でも3~4社、多い場合には10社以上の証券会社が参加します。主な役割は上場時の株式を引受けて投資家に販売する役割です。通常は主幹事証券会社が7割以上の株式を引受け、残りの株式をその他の副幹事証券会社で分け合う形になります。どの副幹事証券会社にどれだけの株式を引受けてもらうかは、会社と証券会社の付き合いの深さなどに応じて会社が決めれば良いでしょう。
副幹事証券会社のポートフォリオ
株式を広く流通させるために、国内大手、ネット系、地方系、外資系など証券会社の個性に合わせてポートフォリオを組むのも良いと思います。証券会社との付き合いは上場後もずっと続きますので、そのあたりも考慮した「使い分け」もあってよいでしょう。特段付き合いのある証券会社がない場合には、主幹事証券会社に推薦してもらう方法もあります。
選定は証券審査の時期
副幹事証券会社の選定は、証券審査が始まったあたりのタイミングで十分です。
副幹事証券会社にも引受責任がありますので、証券審査は行います。もっとも主幹事証券会社が詳細な審査を行っていますので、その確認と特に関心がある事項についての補足的な質問で済む場合が多いです。しかし証券会社によっては予想もしないような追加質問が来たり、主幹事証券と副幹事証券の力関係によってはイジメに近いような質問が出されることもあるという噂は聞きます。
リンク:シンジケート団による審査
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