段取り命!
質問の回答までにはたった1週間しかありませんので、休日出勤や残業はまあ覚悟しておく必要があるでしょう。質問を受け取ったら、まずどの質問を誰がどのようなコンセプトで回答するかということを捌きます。追加調査や集計が必要なものについては速やかに作業に取り掛かります。
上場準備責任者による取り纏め
回答書の作成を複数の人に役割分担していたとしても、最後に必ず上場準備責任者によるチェックを行いましょう。質問の意図に沿った回答内容になっているか、今までの回答と齟齬がないか、ウソをついていないか、十分にチェックします。また「てにをは」やフォントサイズなどの形式も意外に大事です。これより、管理体制の余裕度が見えてしまうからです。上場企業ともなれば、あらゆる不測の事態に備える管理力も試されます。内容さえ伝われば、、、という気持ちでは合格できません。
主幹事証券の事前チェック
東証への提出前には必ず主幹事証券会社の公開引受担当者にも事前チェックしてもらいましょう。とはいえ、ほとんど時間がない中での作業ですから、提出前日にチェック依頼などということも珍しくありません。また、場合によっては監査法人や弁護士への照会などが必要になる質問回答もあるでしょう。
コメントをお書きください