カテゴリ:上場申請・審査



その2 当日のマスコミ対応
注目される企業などでは合間を縫って報道機関による取材を受けることもあるようですが、よくあるのがストックボイスと言われるラジオ出演です。新規上場の会社は、希望すれば社長が出演することができます。

その1 この日は終日@兜町
さあ、いよいよ今日が上場日です。前日からソワソワですね。さて上場日当日のスケジュールはどんな感じでしょうか。社長以下主要な役員と上場関係担当者は兜町へ向かいます。

その1 証券審査が必要なワケ
上場の可否は東証などの証券取引所が判断します。上場申請に際しての証券取引所による審査がそれです。 ところが、証券取引所の審査を受ける前に、引受証券会社の審査も受ける必要があります。

その2 公開引受部との関係
引受公開部との付き合いは上場まで続きます。ありとあらゆる事を相談できる良好な関係が必要です。公開引受部は上場審査に耐えられることを目的に改善を促してくれる立場ですので、隠し事なく何でも早めに相談することが大事です。

その3 審査部による審査が始まる
証券取引所が行う上場審査に準じた内容になっており、通常東証へ申請を行う半年程度前から行われます。証券会社によっては本審査と中間審査の2回に分けて行うような場合もありますし、改善が不十分であれば、改善期間を置いてから再度審査が行われます。

その4 審査における心構え
質問が提示されら、いち早く(その日のうちに)、質問を棚卸し役割分担を行います。 これには、上場準備に社内に最も詳しい人が関わるべきです。

その1 上場申請に係る事前確認
上場申請の1週間前には、「事前確認」というものが行われます。これも主幹事証券会社側で行うものになります。事前確認においては、主幹事証券会社が行った審査結果が東証に対して説明されます。当たり前ですが、問題点は残存していないことが前提です。

その2 上場申請手続き
上場申請は会社側から社長上場申請の担当役員窓口となる担当者そして主幹事証券会社の担当者が出席して東証において行われます。もっとも、2020年以降のコロナ禍の状況では、電子提出等の方法により、東証には実際に出向かずにリモートに申請として行われることもあります。

その3 上場審査のスケジュール
上場審査にかかる期間は本則市場で3ヶ月、JASDAQやマザーズでは2ヶ月程度とされています。審査が終了してめでたく合格すれば上場承認となり、実際の上場はその1ヶ月後です。

その4 段取り命
質問の回答までにはたった1週間しかありませんので、休日出勤や残業はまあ覚悟しておく必要があるでしょう。質問を受け取ったら、まずどの質問を誰がどのようなコンセプトで回答するかということを捌きます。追加調査や集計が必要なものについては速やかに作業に取り掛かります。

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